自由進度学習。教師が計画する学習内容のフレーム内で子ども一人一人が課題を自己決定し、 計画を立てて自分の学習速度で進め、その過程で友達と相互に作用しながら学びを深めること を目指します。 3学年の国語の授業では、「北陽祭(注:本校学園祭のこと)のプロモーションをしよう」と 題して3~5名から成るグループごとに校内に掲示や設置する制作物をつくります(授業は9月 9日に実施)。 「googleドキュメント」や「Canva」を使って共同編集を進めていきます。教師は生徒からの 質問を待つのではなく、グループを回って生徒とのやり取りの中から問題点等を見つけたりアド バイスしたりしていきます。教室にはキーをたたく音と確認や指摘し合う話し声のみ、チャイム 10分前に一旦作業を中断し、次回に必要なことやデータの確認等を行いました。今回の作品は、 北陽祭当日に展示する予定です(注:実際に展示しました)。 一方、こちらは1学年社会科です。天平文化から奈良時代がどのような時代だったのか、これま での学習内容を踏まえて考えます。 教室に入ると黒板一面に原寸大の東大寺の大仏が・・。一気に奈良の時代にタムスリップしたか のようでした。天平文化の復習を踏まえ、本時のテーマについて各自がその根拠を述べながら考え ていきます。「奈良時代は貴族だけがたくさん楽しめるような時代だった」「奈良時代は(日本の) 神の祈りだけでは押さえられない時代だった」「奈良時代は貧富の差が大きい時代だった」「奈良 時代は仏教が大切な時代だった」「奈良時代は中国のまねをして日本が認められたい時代だった」 「奈良時代は大胆な時代だった」 生徒それぞれにはそれ(その表現)に至る根拠があり、その根拠(「なぜなら~から、~というこ とが考えられるから」)を聞くと「なるほど。そう考えたか」と納得するものばかりです。 思考ツールとしてクラゲチャートを使用したり、グループのスライドを共有してお互いに見られる ようにしたり、3学年国語と同様、クロームブックを大いに活用しながら授業を進めていきました。 本ホームページでは、今後も本校職員の日々の授業を紹介していきます。