1945年(昭和20年)7月6日の23時47分、100機以上ものアメリカ軍B-29爆撃機が甲府市を爆撃、 甲府市内は火の海となり、市街地の70%以上もが焼き尽くされました。負傷者は1,239名、被害戸 数118,094戸でした。 (1974年(昭和49年)7月に行われた調査では、死者は1,127名とされてい ます。) 甲府空襲の日から78年、本校では7月3日(月)~10日(月)を「平和について考える週間」とし て、展示や読み物資料、放送集会等に取り組みました。 「昨年度は、世界各地からたくさんの悲しいニュースが聞こえてきました。」こう話し始めた 学友会長は、7月6日(木)の放送による平和集会で次のように述べました。 「戦争を体験したこがない私たちにとっては、まず過去に実際に起こった悲惨な事実を知り、 そして今の自分たちの生活を見つめ直すことで、自分たちの手で平和な未来を創っていくことが 大切なのではないか」「私たちは、昨日『甲府空襲の記録』を読みました。その資料をとおして、 改めて戦争の愚かしさ、そして恐ろしさを知ることができたと思います」「折り鶴を折るときは、 ただ何となく折るのではなく、原爆によって亡くなられた方々のご冥福を祈りながら折ってもらえ ると、みなさんの『平和への想い』が届くと思います。」 黙祷後に校長先生のお話をいただき、放送による平和集会を閉じました。 本校では特別活動の他、教科授業をとおして平和について考えていきたいと思います。