「いつ起こるかわからない自然災害、それに対して私たちが今何をできるか考えましょう」生徒代表のこの言葉で始まった「子どもBOUSAI教育ーこうふー」は、12月18日(水)2年生を対象に体育館と北陽館(武道館)で行われました。
それが日頃の備えや地震発生または大雨のときどうすればいいのか、起こったときに考えるのでなく今考えることです。例えば、家具の固定や備蓄です。そして何よりも大切なのが家族会議です。「もしものときどこに集合しますか?家族で話し合いましょう」と、『わたしの避難行動計画(マイタイムライン、大雨のとき)』の作成について、お話しになりました。
全体会に続いては、2学年3クラスが資機材(トイレ等)と担架そして救命(AED)に分かれて体験を行いました。
「担架体験では、持ち上げるときに頭の方の人が声かけをして頭の方から持ち上げることが重要だとわかりました」「トイレは水が使えないため袋の中に入れるのが忌まん生活と違ってびっくりしました」「今の私には非日常と感じるものが多く、画面で見るような状況におちいった場合の対処法を正しく知ったことで救われる命が少しでもあるのだと考えると、とても意義のある深い時間に感じた」「特に印象に残ったのが人工呼吸です。動画などでみているとそんなに難しく見えないけれど、自分がしたら思っていた何倍も難しかったです」「トイレに使うビニール袋が普通のビニール袋と同じさわり心地で、少し驚きました」「ごはんやトイレなど生活方法を学ぶことができ、初めて知ることばかりだったけれど、すごく勉強になり防災に対して自信がつきました」
今年度(R6年度)学校評価の保護者アンケート「お子さんと自然災害等、防災に関することを家庭内で確認していると思いますか」では、保護者の評価平均数値より0.3ポイントも低い評価となっています。今回の防災教室を機会に、また、『わたしの避難行動計画(マイタイムライン、大雨のとき)』をご家庭で話し合うことにより、防災に関する家庭内の確認をお願いしたいと思います。