体育館で行っているのは体育の授業、ではなく2学年の数学(※1)です。
今日は「富士山と花火を同じ高さで写真を撮ろう」をテーマに、教室を飛び出して体育館で行いました。体育館のバスケットゴールが富士山、支柱が花火(の高さ、打ち上げ花火)を示しています。そして支柱を囲むコーン…。最終的にはこのコーンの円はどのような円かを解明します。そのために、まずは円の性質を確認してからグループ活動開始です。
メジャーを持って(コーンの)円の半径を測ります。それに対して、先生は「これから日本の補助線を引きます」と言ってバスケットゴールを起点にメジャーで空間上に補助線を引いていきました。これによりできた三角形は2つ、これをヒントにさらに考えていきます。
辺APと辺BPを測り比を計算(※2)、そしてバスケットゴールと支柱の高さを測ります。他に何の情報があれば富士山と花火を同じ高さで撮れるポイントが求められるのか?
実生活にありそうな(または実生活で本当にやってみたい・試してみたい)ことを数学の知識を用いて考え解決していく、体と頭をフル回転させた授業でした。
※1 本時の授業は3時間続きの2時間目です。
※2 点Aは支柱、点Bはバスケットゴール、点Pはコーンです。